2018年1月19日金曜日

失業保険のしくみ いくら払っているの?

毎月、毎月お給料から引かれていたいろいろな金額。失業保険って働いているときけっこう払ったイメージがあるけど実際はどうなっているの?よく知らないけど失業保険ってお得なの?


失業保険のしくみ いくら払っているの?

【知っとこう!】失業保険っていくらぐらい払っているの?実は毎月数百円なんです。

雇用保険(失業保険)、労災保険料


失業保険の関係でかけられているのは、雇用保険料、労災保険料です。
賃金から引かれているのは、雇用保険料の一部で、会社は、雇用保険料の一部と労災保険料とを負担しています。

一般の仕事の場合は、平成29年4月からの
雇用保険料は、9/1000
本人負担 3/1000
会社負担 6/1000


具体的な負担額と支給額は?


具体的には本人負担額は、一般の仕事の場合
月給10万円なら、毎月300円 年4200円
月給20万円なら、毎月600円 年7200円

月給30万円なら、毎月900円 年10800円
です。毎月給料から引かれる金額は1000円もしないのです。

もし、1年で退職した場合もらえる失業保険の金額は、
基本手当日額×90日
月給10万円なら、基本手当2666円 総額239940円
月給20万円なら、基本手当4853
円 総額436770円

月給30万円なら、基本手当5891円 総額530190円

なんとびっくり!ものすごい還元率ですね!現在の保険料率で計算すると50年働いても元が取れる計算になります。
自己都合でも10年以上で120日20年以上で150日と支給日数も伸びますし、元本割れの心配はないですね。


失業保険は、かなりお得な保険といえます。ただしあくまで緊急時の保険ですし、もらっていた給料からは失業保険でもらう金額は必ず少なくなるので、それは覚えておきましょう。

労災保険料

労災保険料は、業種により異なりますが、
2.5/1000~60/1000になっています。林業など労働災害の可能性が高くなる仕事は保険料が高くなっています。
この労災保険料は、事業主負担になっていますので、働いている人の給料から引かれたりはしません。

【知っとこう!】失業保険は、還元率の良い保険、ちゃんと加入してくれる仕事を探しましょう。でもいざという時の保険で、もらう時はもらっている給料より安くなるので注意しましょう。


参考
平成29年度平成29年4月からの雇用保険料は
一般の仕事の場合、
雇用保険料は、9/1000
本人負担 3/1000
会社負担 6/1000

農林水産(一部業種を除く)、清酒製造の仕事の場合は、
雇用保険料は、11/1000
本人負担 4/1000
会社負担 7/1000

建設の仕事の場合は、
雇用保険料は、12/1000
本人負担 4/1000
会社負担 8/1000


平成29年4月までの、平成28年度の雇用保険保険料率は以下のようになっていました。
一般の仕事の場合は、
雇用保険料は、11/1000
本人負担 4/1000
会社負担 7/1000

農林水産(一部業種を除く)、清酒製造の仕事の場合は、
雇用保険料は、13/1000
本人負担 5/1000
会社負担 8/1000

建設の仕事の場合は、
雇用保険料は、14/1000
本人負担 5/1000
会社負担 9/1000
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