2017年12月9日土曜日

65歳以上で離職した場合の失業保険はどうなる?

65歳以上で離職した場合は、一般の失業保険とは違う高齢一時金と呼ばれるものが支給されます。高齢一時金は、失業保険のように数回で支給されるものではなく、1回で支給されます。


65歳以上で離職した場合の失業保険はどうなる?


失業保険のもらい方 イメージ
出典:ぱくたそ

【知っとこう!】65歳以上の失業保険は高齢一時金がもらえます。

65歳以上で離職をした場合は、高齢一時金と呼ばれる失業保険になります。


これは一般の失業保険とは日数が違ってきます。65歳を過ぎると残念ながらあまり多い金額ではありません。一般の失業保険よりも少なくなります。


65歳以上で離職した場合の失業保険どのくらいもらえる?

具体的には、雇用保険をかけていた期間が
  • 6ヶ月以上1年未満の人は、基本手当の日額の30日分
  • 1年以上の人は、基本手当の日額の50日分
となります。65歳以上で離職した場合はこれだけしか区分がありません。たとえ20年以上働いていたとしても、3年くらい働いていたとしても、支給される日数は同じになります。
なんだか、長く働いた人は損な気がしますが、現状はこのようになっています。

失業保険もらっていると年金がもらえないことがあると聞いたけど、どうなる?

失業保険の場合は年金との併給は、できないことになっていますが、65歳以上で辞めた方に支給される高齢一時金の場合は、年金が止まることはありません。


失業保険の手続きはどんなふうにするの?

離職票が届いたら、所轄のハローワークに行って手続きします。
失業保険の手続きはまず離職票1離職票2というものが会社から送られてきます。
その離職票を持ってハローワークに 手続きに行きます。
持参するものは、
  • 離職票1.2
  • 写真を2枚
  • 振込先の通帳かカード
  • マイナンバーカードかマイナンバー通知カード
  • 身分を証明できる免許証など
  • 印鑑(必ず必要ではありませんが、訂正印などで使う場合があるので準備しておきましょう)

ハローワークで受け付け手続きが終わったら、2週間ほど後に、来所する日を指定されます。その日に行って、仕事を探したけれどもまだ次の仕事が決まっていないことを申請すれば、それで完了です。1週間程度で高齢一時金が振り込まれます。
つまりハローワークに2回行ったら完了です。一時金なので何度もハローワークに行く必要はありません。


65歳過ぎても働きたい!65歳からでも失業保険に加入できるようになっています

以前は、65歳以上になったら雇用保険はかけられないようになっていましたが、平成29年1月1日から65歳以上の人も雇用保険をかけられるようになっています。もし仕事について6ヶ月以上働いた場合には、また高齢一時金がもらえることになりますので覚えておきましょう。


【知っとこう!】65歳以上の失業保険は一時金になります。年金も止まらないので、手続きをするようにしましょう。

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